過去の　施術料金の値上げは患者さんを救う？　という記事で、
施術時間短縮や、料金を値上げするタイミングについてお話ししました。

まだ読んでない方は、ぜひ一度ご覧下さい。

上記の記事を投稿後、読者の方からいくつか質問をいただいています。

中でも多いのが、
「自分の施術は時間も長く、料金も安いのですが、
なかなか施術時間短縮や値上げに踏み切れません。
実際に患者さんを前にすると、どうしても、、」
というもの。

たしかにここ最近、

「いかに施術時間を短縮して値上げをするか？」

というのが治療業界のトレンドというか
テーマのひとつ。

実際に田中自身、短時間の施術で何度も値上げをしていますし、
そこの部分ばかり注目されがち。

そして単純に、
施術時間が短くて価格が高い方が良くて
その逆は全然ダメ、
といった風潮。

これは実は明らかに間違った解釈。

かといって
時間が長くて安い方がいいのかといえば、
そういうわけでもなく、、、

問題は、
値上げや施術時間を短縮したとして、患者さんが満足してるかどうか？

ということ。

でないと、単なる独りよがりになってしまいます。

とはいえ、
そもそも値上げや施術時間短縮の動機自体が

「売上を上げたい」

「自分の時間がほしい」

「良い客層を相手にしたい」

といった自分たちの
ワガママな欲求から来ていることがほとんど。

そして私たちは大人、相手も大人。

自分のワガママだけを一方的に並べ立てても、

当然受け入れてもらえません。

もしそれを通したければ、

相手にはそれ以上の価値を提供すべき。

もちろんそのためには
日頃の勉強やいろんな準備が必要。

そう。
見た目ほど簡単ではありません。

だからこそほとんどの人が、
値上げや施術時間の短縮を実行できないのです。

でも私たちにとってはハードルが高くなる分、

それを乗り越えたときには
大きく成長することができる。

そのためにはまず現実を直視しましょう。

たとえワガママでも構いません。

そのぶん今までの何倍もの価値を提供すればいいのだから。